ポルトガルから一通目

愛しいあなた、
どんなに自分が浅はかな人間か、思ってもみました?

あなたの本性がわかりました。
見せ掛けの希望で、私を裏切ったのです。
こんなに惨めな思いをさせられるなんて!

喜びの予感を注いで掻き立たせてくれた情熱は
今や、つまらぬ失望でしかないのね。
これに見合うのは、その元凶、
残酷な見限りという仕打ちだけ。

この身の悲痛がいかに機知に長けていて、
あなたがいらっしゃらない、この惨状に、
名を授けようとしたところで、
どんなに痛ましい言葉でも足りないはず!

多くの愛を映してきたこの両の目は
あなたを失えば、永遠に盲いてしまいます。

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ひとり語り 弥々(09.11.08@兵庫県立芸術文化センター)

もう先月の話ですが、西宮北口付近で 毬谷友子さんのひとり芝居「弥々」を観てきました。 良寛さんが登場するので、 江戸時代の終わりごろのお話です。 田舎娘「弥々」は、栄蔵の恋心を知りつつも、 夢の「おろしゃ」へ連れてってやる、 という男の口車に乗って、この彼と夫婦となる。 夢とは裏腹に、せっかく産まれた子も亡くし、 博打で借金こさえた夫に、片目潰されながらも、 結局、吉原で身を売る、やさぐれ暮らし。 「つまらない男」と弥々に手ひどく振られた、 栄蔵は出家して、良寛という高名な僧侶に。 栄蔵が立派なお坊さんになったと聞いて、 「あたし、本当は栄蔵坊が好きだったんじゃないかなぁ  でも、あたしみたいな卑しい女は相応しくないよね  だから身を引いたんだ うん、そうに違いないよ」 都合のいい風に思ってみたりしつつ、 栄蔵にもう一度遭おうと、彼の元へ馳せ参じるが… 舞台は日本とはいえ、 マグダラのマリアを物語の下敷きにしたそうです。 娼婦の弥々が、 良寛様(イエス・キリスト)に出会うことで、 彼に救いを見いだすという内容とも言えます。 弥々の一生涯を語る毬谷さんの 素晴らしいこと、ひとり「ガラスの仮面」。 「えへへ、またバーカやっちったなぁ」と アホっぽさとキュートさを併せ持った声で、 少女となって無邪気に跳ねたと思えば、 まもなく、手足もなげやりに 寝そべる仕草も淫蕩に。 露出の高い赤と黒の衣装の、はだけるエロス。 終盤、仮面を付け、腰をかがめた老女になると、 世の中全てを忌み呪う、因業女の毒気も抜けて、 「えいぞーぼーーぅ」と呼ぶ声色も、 心なしか乙女の頃の無邪気なトーンへ回帰していきます。 可愛かったです、弥々。 ほんの二時間足らずの上演時間に、 ちょっと能天気な女の子、 娘の頃の無垢を失い、世間ズレした女、 時には、狂女と映るような、 いろんな領域の女性が、たった一人の女優の上で 「ふくらんだり、しぼんだり」。 (この「ふくらんだり、しぼんだり」も  弥々らしい言葉遣いでとてもいいセリフ。) 移ろいゆく弥々の人生と一緒に、 「そっちは明らかに口車だけの  遊び人の駄目男よ、逃げてー」 「私の(じゃないけど)赤ちゃん…」とか、 私の心もふくらんだり、しぼんだり。 気持ちが乗っていくお芝居でした。

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映画「百合祭」の吉行和子に驚く あと、吉田喜重も

先週観た中で一番気になった映画は、「百合祭」。 日本映画専門チャンネルで観ました。  入居者が高齢女性ばかりの古アパートに、  ミッキー・カーチス演じるダンディ爺が引っ越してきた。  大家の妻も含めて、お婆さんたちは皆、彼の虜になってしまう。 映画の題材は、「老境の性愛」です。 日本の映画では、そんなに扱われない ほとんどタブーのテーマですから、 そもそも稀有な作品というだけでも、観てよかったです。 主演の吉行和子さんは、撮影当時60歳半ばと思いますけど、 ラブシーン、存外に艶めかしくてびっくりしました。 NHK朝の連ドラ「つばさ」で吉行さん目撃するたび、 まだちょっとドキっとなるもん。 40歳代の時に出演なさった 大島渚監督の「愛の亡霊」のそれと同じくらいかもね。 このペースで行けば、80歳代でまた挑戦するのかな。 「せっかく映像作品なら、言葉よりも映像で語ってほしい」派としては、 この映画の重要シーンに限って、少しセリフ過剰に感じられました。 とはいっても、「言葉」を用いることで、できるだけ多くの人に 分かりやすく説明し、メッセージを伝えることを選択したんだろう と、手前勝手に合点するところもあります。 敢えて避けられがちなテーマを真面目に扱うからには、 そこには普通、何か大事な主張があるものです。 「渡る世間~」など橋田ドラマなどは、人物の設定やら気持ちやら なんでもかんでも、セリフや言葉で表現するのが特徴です。 このドラマを見てる人は、家事をしながら見てたり、 お年寄りなどは目も弱くなって、 あまり映像を頼りにできないだろうから、 こういう言葉での説明過剰は、とても合理的な演出なのでしょう。 で、まさに橋田ドラマを見ている人々が、 映画「百合祭」に、一番共感できる中心需要層でしょうから、 ちょっと過剰なくらいの「言葉」戦略で、 ぴったりうまい具合に伝わるのかもしれません。 私が最近観た映画で、「老い」をテーマに据えつつ、 言葉<映像 というパターンを用いてたのは、 吉田喜重監督の「人間の約束」でした。 こちらは逆に、あまり言葉に頼らず 映像の印象を頼りに、人物の心境や状況を漠然と伺わせる というスタイルな映画なので、 見る人によっては、まったく意味不明に感じられるかも。 「人間の約束」のラストは、ただ単に 自動車が道路を走っているのを望遠で映したシーンなんだけど、 その車のスピードや方向転換の様子だけで、 車中の人間にどんなドラマが起きたか、察せられる仕掛けになっていて、 「これぞ映画の力量だよなぁ!」 と、えらく感動してしまいました。 「百合祭」と「人間の約束」 それぞれに、面白味があります。 機会があったら、観るといいよー

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twitterとか

ども、お久しぶりです! 随分とblogやmixi放置しておりました。 ぼちぼち、元気です。 ついに、twitterに触ってみました。 https://twitter.com/shaka_wa まだ要領がつかめませんが、 ちょこちょこ遊んでみようと思います。 あと、自分のblog記事とmixi日記を、 plaggerというのを使って、同期してみたいので、 ただいま実験中。 実験失敗しちゃって、 マイミクの新着日記一覧に、shakawa大発生とか、 間抜けうざい事態にならないように、 できるだけ、気をつけます。。。

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クラシックコンサートホール

クラシックコンサートのチケットを貰ったので、 先日、近所のホールに行ってきました。 声楽とかピアノ・フルート、 ピアノ・バイオリン・ビオラの協奏曲などがメインだけど、 子供向きでもあるので、ジブリの曲を歌ってたり。 くまのプーさんの着ぐるみの人が ピアノを弾いてたのは、「のだめ」の影響濃し。 クラシック専用のホールでは、 建物が生み出す残響を堪能できさえすれば、 楽器の音合わせで一音、 ポワァ~ンとするだけでも、気持ちいいなぁ。 天井からの反響も、音が空から降りて来る感覚で、 弦楽器や管楽器がゆったり鳴ると、 オーロラの裾に、おでこをなでられる心地。

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美しい男性の美しいフレーズ

BSジャパン 松尾スズキプロデュース「美しい男性!」 ♪一年中 目の正月  美しいけど 美しすぎない ちょうどいい男性  そこら辺の レギンス履いた女性よりも  美しい男性の方が なんぼかマシさ なんぼかね~ 絶妙なフレーズが忘れられず、 なんだか観てしまう、テレビ番組です。 ウォーホル・スタイルの「アンディ松尾」が、 美しいボーイズたちに囲まれて恍惚の一言、 「うれしくおもいます」のフレーズは 私の中で、ややブームです。 言い方や表情も、たまにちょっと皇室風でね。 宮崎吐夢の「美しい男性応援歌」の 「ISHIDA IRA」「カンサンジュン」 「ねぇプーチン」「おちまさとさん」 毎回違う曲なのに、毎回ツボフレーズです。 美青年一人ひとりにだってアイドルばりに 「ハート強盗、前科百犯」 「メスの蚊しかよらない!」 「オシッコで虹ができます」 という珠玉のキャッチフレーズが。 あと「竹島に メンズエステを!」な フレーズが沢山書いてある街宣車とか。 細かすぎて伝わらない物まねの「くじら」さん 「ガイアが俺にもっと輝けと囁いている」で おなじみのファッション誌「メンズナックル」 BL小説の帯文章の、どうかしている感じ 世の中には、インパクトあるフレーズ芸が多数ありますが、 「美しい男性」という、更に新たな領域が開かれました。 うれしくおもいます。

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寒いなぁ

昨日から、ひどく寒くて うちの近くでも雪が5センチ近く積もりました。 朝方、積もった雪は白い掛け布団状の固まりで、 玄関の軒から、ベロンと垂れ下がっていました。 今にも落ちそうで、軒をくぐるのが怖かったね。 そんな寒空の下、わが家に、 高校時代の知人の友人と名乗る人物が訊ねてきました。 某宗教の絵葉書を送ってきたことがある、あの知人。 もうすぐ、自治体の選挙があるので、 あきらかに、あの政党関連だなぁと思ったら やっぱりそうで、大雪降ってるのに戸別訪問って、 信仰心ってのは大変ですね。 選挙期間中なので、細かいことは言いません。 ほんと寒い。

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サウスポー鼻

土曜日に、親の布団でちょっと寝てたら、 鼻の奥がヒリヒリしてきました。 布団を介して風邪菌をうつされたのかな。 いや、いくらなんでも感染してから そんな短時間で発症しないはず。 熱はないけど、鼻水がとまりませんでした。 しかも右の鼻の穴だけ、詰まります。 人間の鼻はおよそ、片方の穴で呼吸していて、 無意識に一定時間ごとに左右バトンタッチしてる ワークシェアリング制ですけど、 左ばっかり酷使の数日で、このまま永久に 鼻がサウスポーになったらどうしようかと… とにかく、祖母にうつったら大変だし、 薬飲んで寝てたら、症状がひいてきました。 鼻も両穴利くようになって、ようやく安心です。

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ナンセンス目標

新年には、新しい抱負や課題や計画を立てるもので、 そうした目標は、大抵 「ジョギングを毎日続ける」とか 新しい物やスキルを手に入れたいとか、 望みや向上心の溢れる有意義なものです。 で、そういった中に一つくらい、目標にしては ナンセンスなものを混ぜておきたいのです。 ナンセンスといっても、単純に「無意味」ということで、 必ずしも全共闘の野次的な否定ニュアンスではないです。 ナンセンスといってもいろいろありそうです。 「手の指の第一関節だけ曲げられるようになりたい」 およそ毒にも薬にもならない無益パターン 「理由も無く、穴を掘っては埋め、掘っては埋め続ける」 無意味な徒労パターン 「かめはめ波を撃てるようになる」 現実と照らし合わせて、多少無茶なパターン 「心に立派なまつ毛を、たくわえたい」など 意味の分かったような、分からないような 漠然パターン これだけナンセンスな目標だと、挫折したところで、 真面目な人が陥りがちな「自分はダメ人間なんだ」という 劣等感に苛まれることもなさそう。 けれども、「かめはめ波を撃つ」という無茶ですら かめはめ波が撃てる(ようにみえる)iPhoneアプリを 生み出してたりするように、 ナンセンスってのは、何かの種にもなるようです。 真剣に手間隙賭けて扱うと、 立派な花を咲かせることもあり、 逆に、危険な毒草に育つこともあるってことですね。 で、私のナンセンス目標ですけど、 あまりそんなことは考え慣れてないので 思いつくのにも一苦労ですが、とりあえず む読てっ遡らか字文一の後最を章文 ということに、気が向いたら取り組んでいきたいです。

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今更だけど、謹賀新年

年が明けてから、あっという間に 一週間たってしまってますけど、 明けましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いします。 年賀状やメールなど、送ってくださってどうもですー ここ数年、多方面でご無沙汰しまくってたのに、 変わらず気にかけていただいて、有難かったです。 今度の年末年始は、うちに彼氏が来たり、 友達の家に遊びに行ったり、楽しい出来事もありつつ、 体調が微妙だったり、気がかり事もあり、 例年が暇正月な分、慌ただしい様子でしたが、 平均して、ほどほどの目出度さでした。 小倉の八坂神社で、おみくじもひきました。 去年の11月に、浅草寺でひいたのは「半吉」だったけど、 細かく読んでいくと、「凶」かと思うくらい 何一つうまくいかない内容で、萎えました。 早いとこ萎え運勢を更新したくて、しょうがありません。 いつも以上に、神仏の加護を祈りつつ、 神社なので、仏は余計だったけど、 今回ひきあてた運勢は、 「大吉」でしたよ ゚.+:。(・ω・)b゚.+:。 何事も繁盛するそうだけど、 いい事があり過ぎても処理しきれませんので ほどほどで、お願いします。

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